こんにちは!メンタルヘルスブロガーのべってぃです。
皆さんは不登校や引きこもり、心の病を持つお子さんとどんな接し方をしていますか?
実際に不登校や心の病を経験されていない方は、お子さんの気持ちや病状を分かってあげることが難しいのではないでしょうか。(私の親も最初は戸惑っていました。)
そこで今回は「不登校や心の病の子供を持つ親御さんに知っておいて欲しいこと」を紹介します。
私の簡単な経歴
①高校1年生の部活退部をきっかけに自律神経失調症と不眠症、不登校(月に数日欠席、ひどい時は2週間ぐらい不登校)
②高校1年生の秋からメンタルクリニックに通院&薬服用
③大学の環境や授業に慣れず、適応障害になる
④メンタルクリニックでのカウンセリング治療により、大学3年生の時に回復。現在(大学4年生)は通院せずに元気に過ごしている
私自身が高校や大学の時に体験したことをもとに解説しているので、ぜひ中高生の子供を持つ親御さんに読んでほしいです。
目次
不登校・引きこもり・自律神経失調症などの子供を持つ親に知っておいてほしいこと6選
それではさっそく、不登校や心の病の子供を持つ親御さんに知っておいて欲しいことを6個紹介します。基本的なことも多いかもしれませんが、ぜひ一度目を通してみてくださいね。
- 子供を無理やり学校に行かせない
- 子供に干渉しすぎず、だからといって腫れ物扱いもしない
- ネットで得た情報をもとに独学で治療をせずに、精神科の先生やカウンセラーに必ず相談する
- 急に精神科に連れてくとショックを受けるかもしれないので注意する
- 精神科での診察やカウンセリングでは、子供1人での診察時間を設ける
- 精神科の薬=体に悪い・危ないなどの偏見を持たない・薬物療法を拒否しない
1つずつ詳しく解説↓
子供を無理やり学校に行かせない
子供が理由もなく不登校や引きこもりになるわけではありません。本人が行きたくないと言っているのに無理に行かせた場合、症状が悪化する可能性があります。
訳も聞かずに学校に行かせるのではなく、まずは「なぜ学校に行きたくないのか」を聞きましょう。
もしお子さんが学校に行ける精神状態ではない場合、欠席することを許してあげてください。さらに、数日経っても元気になる様子がなかったら、学校の保険医や精神科の先生に相談しましょう。
子供に干渉しすぎず、だからといって腫れ物扱いもしない
私自身も高校生の時に経験したのですが、子供は親に干渉されすぎても腫れ物扱いされてもいい気分はしません。
いつもとは明らかに違う態度を取られると、「私ってそんなに変に見える?治らないのかな、、、」ってショックを受けてしまいます。
もしお子さんが不登校や心の病になった場合、お子さんに負担を掛けない範囲で日常生活とあまり変わらないように接してあげてください。
例:普段学校に行く時の時間に起こす、夕ご飯の時に会話を交わす、家事を手伝ってもらうなど
ネットで得た情報をもとに独学で治療をせずに、精神科の先生やカウンセラーに必ず相談する
これは親御さんに絶対知っておいて欲しいことです。
ネットには心の病に関する沢山の情報や治療方法が載っています。お子さんが心配で何とか治してあげたい気持ちは分かりますが、独断で治療をした結果悪化してしまうことがあります。
結局、カウンセリングによるメンタル改善と、メンタルクリニックで処方された睡眠導入剤や安定剤が治療に繋がりました。
私の例のように、自己流で治療をしようとしても、悪化したり遠回りになってしまうことがあります。
そのため、独自に治療法を実践するのではなく、まずは精神科やメンタルクリニックの先生、カウンセラーなどの専門家に必ず相談しましょう。
急に精神科に連れてくとショックを受けるかもしれないので注意する
お子さんに何の相談もなしにメンタルクリニックや精神科に連れていくとショックを受けるかもしれません。
もしお子さんのメンタルクリニック受診を検討している場合は、「予約する前に本人に相談するか」、「お子さんにどう説明するか・理解してもらうか」を考えてくださいね。
ちなみに、明らかにお子さんの症状が悪く、説明しても正常に判断できるような様子でなければ、伝えずにいきなり病院に連れて行っても良いと思います。その場合は、病院に行った後にどのように説明するかを考えていおいてくださいね。
※メンタルクリニックは入院施設が併設されていない、精神科は入院施設が併設されている病院のことです。まずはお近くのメンタルクリニックに行くことをお勧めします。
精神科での診察やカウンセリングでは、子供1人での診察時間を設ける
現在お子さんが精神科やメンタルクリニックに通院している方は、ぜひ子供1人で診察する時間を作ってみてください。
なぜなら、「両親が原因で心の病にかかった可能性がある」、「両親の前では言いずらいようなことがある可能性がある」からです。
両親が原因で心の病になったお子さんは、ご両親の前でそのような発言はしづらいと思います。また、ご両親の前では心の内を赤裸々に語るのは恥ずかしくて遠慮してしまう可能性があります。
毎回1人で受診する必要はありませんが、たまにお子さんだけで先生やカウンセラーと話す機会を作ってみてくださいね。
精神科の薬=体に悪い・危ないなどの偏見を持たない・薬物療法を拒否しない
最後に親御さんに知っておいて欲しいことは、「薬物療法=悪ではない」です。
実際に精神科のお薬の服用経験がない方は、薬を飲んだら精神がおかしくなる・一度飲み始めたら中々やめられないなどの偏見を持っているかもしれません。
もちろんお薬の服用で「ボーっとする・感情の起伏が少なくなる・めまいがする」などの副作用が起こる可能性はあります。
しかし、本人の気持ちの持ちようだけではどうにもならない心の病にとって、精神科の薬の効果はとても大きいです。
また、根本的な心の治療にはなりませんが、薬で症状を抑えることで本人がカウンセリングや新しい行動に取り組む意欲が出てきたりもします。
もし病院の先生に薬物療法を提案された場合はすぐに拒否するのではなく、ぜひ試してみましょうね。(もちろん不安だと思うので、効果と副作用を先生に聞いた上で検討してください。)
まとめ
いかがでしたか?今回は「不登校や心の病の子供を持つ親御さんに知っておいて欲しいこと」を紹介しました。
一応もう一度載せておきますね↓
- 子供を無理やり学校に行かせない
- 子供に干渉しすぎず、だからといって腫れ物扱いもしない
- ネットで得た情報をもとに独学で治療をせずに、精神科の先生やカウンセラーに必ず相談する
- 急に精神科に連れてくとショックを受けるかもしれないので注意する
- 精神科での診察やカウンセリングでは、子供1人での診察時間を設ける
- 精神科の薬=体に悪い・危ないなどの偏見を持たない・薬物療法を拒否しない
実際に不登校や心の病を経験されていない方は、お子さんの気持ちや病状を分かってあげることが難しいと思います。
しかし、今回の記事で紹介した内容やお医者さんのアドバイスを実践する中で、少しずつお子さんに寄り添えるようになってくると思います。
お子さんだけでなく、親御さんにも精神的な負担は大きいと思いますが、無理のない範囲で実践してみてくださいね。今回の記事内容が少しでも親御さんの役に立てれば幸いです。
お子さんと親御さんが毎日健やかに過ごせるようになることを祈っております。それではまた!
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